丸餅が小豆汁に浸かっている。
初見での感想は「これ、おしるこじゃない?」である。
実際体験してないんだが、親しみがないとすごい不思議な感覚だ。・・・元旦にぜんざい?まだ鏡開きじゃないよね?って思っちゃう。
なぜこうなった?
理由は一つではないと思われる。
① 小豆文化の土地だった
出雲は昔から小豆を食べる文化が強いらしい。だから「正月だから小豆」は自然な発想だった可能性が高い。
② ぜんざいとの深い関係
出雲には「ぜんざい発祥説」がある。神在月の神事に由来するという話もあり、真偽はさておき、「小豆+餅」の組み合わせに親しんだ土地柄だった。
③ 神様の国らしい料理?
出雲は神在月のある特別な土地。小豆も餅も神事との相性がよく、供え物文化から発展した可能性もある。
甘い雑煮なの?
実は一択じゃない。
⚫️甘めタイプ:今の観光写真でよく見るタイプ。かなりぜんざい寄り。
⚫️甘さ控えめ:昔はこちらが主流だったとも言われる。小豆の風味を楽しむ。
⚫️塩で締める:少量の塩で味を整える家もある。
・・デザートというより「小豆の料理」なのかもしれない。
バリエーション
基本は:丸餅&小豆汁 だけ。
ところが家ごとに、岩のり・青のり・栗・黒豆・焼き餅などが加わるという。ここが雑煮の面白いところ。
県の郷土料理というより「家の郷土料理」になっていくんだなあ。
雑煮旅的感想
調べる前は、出雲雑煮=甘い雑煮(まあ、ぜんざいでしょ)と思っていた。
でも調べるほど、これは「小豆文化の土地が作った餅料理」なんだと感じる。
そして同じ島根県でも、石見へ行けば黒豆雑煮が現れる。
出雲と石見。
隣同士なのに、もう雑煮は別の物語を語り始めている。
いつか、3が日に食べてみたいな。

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